馬雲
馬雲ファミリーは2位に後退したが、上場企業のパフォーマンスはまずまずの成績。アリババの株価は上場初日の93米ドルから20%下落したが、馬雲会長のもう1つの主要資産である「支付宝(アリペイ)」の親会社、螞蟻金融服務集団の動きは目を見張るものがある。螞蟻金融服務は今年7月の資金調達で、全国社保基金、国開金融有限責任公司、保険大手各社などからの出資を戦略的に受け入れ、市場価値は450億米ドルに達した。馬雲会長の資産は、アリババ株式6%、螞蟻金融服務と個人資産の3つに分けられる。胡潤研究院は、「馬雲会長は、富豪ランキングで現在もっとも活力のある経営者」だとしている。
杭州娃哈哈(ワハハ)集団の宗慶後会長(70歳)ファミリーが、昨年に引き続き3位となった。保有資産は1350億元で前年比8%増加したが、事業価値の成長が主因。娃哈哈集団は中国本土最大規模の飲料メーカーで、昨年は業界全体が伸び悩むなか、力強い成長を維持した。年間のグループ飲料生産量は1148万トン、年商720億元だった。