日本総研の湯元健治副理事長は報告書「アベノミクス第2ステージに向けた課題‐新3本の矢と追加緩和の可能性」の中で、「旧3本の矢の効果検証もないまま、新たな3本の矢と言われても、戸惑いを覚えるのは当然といえよう。……アベノミクスの効果は、主として円安を通じて、企業収益面に大きく表れたが、円安の副作用も同時に生じ、企業収益から賃上げ、設備投資という『経済の好循環』は力強さを欠く。日本経済は、デフレ脱却目前であり、第2ステージと言われる新たな段階に差し掛かっているという政府の認識は、明らかに誇張だといえよう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月26日