中国でサファイアガラス(単結晶サファイア)の製造技術が大きく向上している。中国鋼研科集団がこのほど開催した「高品質・大口径サファイア結晶成果発表会」で明らかになった。高品質、大口径、低コストを特徴とするサファイア成長技術はすでに世界一流のレベルに達している。
サファイアガラスの応用はここ数年、ハイエンド分野からミドル・ローエンド分野へ拡大。特に、スマートフォンなどの移動通信端末や、ウエアラブル端末などに幅広く使われるようになり、サファイアガラス産業への投資が熱を帯びている。ある統計によると、サファイアガラスの製造企業は世界全体で148社を数え、うち中国にある企業は74社で、実際に製造能力を有する企業は39社という。