中国人民銀行(中央銀行)、商務部(商務省)、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)、中国証券監督管理委員会(証監会)、中国保険業監督管理委員会(保監会)、国家外匯管理局、上海市人民政府は10月30日、「中国(上海)自由貿易試験区の金融の開放刷新のテスト事業を一層推進し 上海国際金融センターの建設を加速させるプラン」を通達した。同プランは、統一的な計画、実体経済へのサービス提供、リスクの可能なコントロール、段階的推進などの原則を踏まえて、自由貿易試験区内で人民元の資本項目における両替の自由化を先行的に試行し、資本項目の各項目における交換の自由化レベルを徐々に高めることを明確にうち出した。
同プランは、自由貿易口座での人民元・外貨一体化に向けた各種作業を早急にスタートさせ、自由貿易口座の機能をさらに拡大し、自由貿易口座での人民元・外貨資金をマクロレベルの慎重な交換自由化の原則に基づいて管理すると指摘する。また適格国内個人投資家(QDII2)の域外投資のテスト事業を検討しスタートさせ、タイミングをみて関連の実施細則をうち出し、条件を満たした個人の域外での実業への投資、不動産への投資、金融類への投資を認めるとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月1日