日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社が4日、東京証券取引所に同時上場した。3社の新規株式公開(IPO)における資金調達額は120億米ドルに上り、今年世界最大の大型上場となった。
3社の初値はいずれも公開価格を上回った。日本郵政の西室泰三・社長は上場セレモニーで、「企業価値を上げ、株主の期待に応えたい」と挨拶した。
IPO調達額は14年に上場した中国の電子商取引大手、アリババグループに次ぐ規模だ。アリババグループは昨年9月に米国のニューヨーク証券取引所に上場し、250億米ドルを調達。史上最大規模のIPOとなった。