一方、パナソニックは、中国地位におけるサンヨーテレビのより良い発展の実現を望んでいる。「長虹に対する中国地域のサンヨーテレビ業務の譲渡は、単純な理由からではなかった。我々は長虹のスマート技術の研究開発能力と世界的なチャネル資源を借りながら、中国地域におけるサンヨーテレビの良好な発展を望んでいる」とパナソニックの担当者は語る。
業界筋によると、パナソニックはやむを得ずサンヨーブランドを譲り渡したのだと分析する。パナソニックのテレビ業務は中国市場において、周辺ブランドである。サンヨーにせよ、パナソニックにせよ、市場のシェアは低い。そのためパナソニックが中国家電市場を退場するのではないかとの憶測が再び広がっている。これに対してパナソニック(中国)の広報担当者は「北京商報」の取材に対し、明確に否定するとともに、「パナソニックは中国の家電市場から退場することはない」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月10日