中車青島四方機車車両株式有限公司が独自に開発した高冷地仕様高速列車「CRH2G」が11日、中国国家鉄路局の「型番合格証」と「製造許可証」を取得した。これは同車両が正式に市場進出の「通行証」を手にしたことを象徴する。
同車両の時速は250キロで、8両編成。先頭車両のデザインのインスピレーションは、「駿馬」から得られた。同車両はマイナス40度から40度までの、過酷な気象条件下でも正常に運行できる。同車両は高原の適応性、紫外線による老朽化の防止といった技術的難題を解消し、標高3600メートルの高原で安全運行できる。
同社の高級チーフデザイナーの程建峰氏によると、同車両は低温・砂塵・高温・標高・赤外線という5つの技術的難題を解消した。同車両は低温・砂塵・高原などの過酷な運行環境に適応できる、中国製高速列車の重大な技術革新の成果だ。同車両は今年の年末、蘭新高速鉄道で正式に運行を開始する見通しだ。
同車両の3年弱の開発期間中に、大量の試験・研究が行われ、技術性能が全面的に検証された。そのうち耐低温試験は67項目、耐砂塵試験は16項目、高標高試験は6項目に上り、哈大高速鉄道と蘭新高速鉄道の路上試験に合格した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月11日