またラミー前事務局長は、「改革は苦痛に満ちたプロセスであり、車の運転と同じようなものだ。ブレーキとアクセルを同時に踏んだなら、どんな結果になるだろうか」と述べ、「中国は改革政策を慎重にしっかりと制定し、改革という自動車を乗りこなさなければならない。中国はこれまでの成功を土台として、貿易環境の開放を通じ、国内の一連の改革をさらに促進して成功させ、より大きな発展を実現させ、システム構築とメカニズム建設の角度から国際競争力を絶えず高めていけばよい」と提起した。
ラミー前事務局長は中国が来年、主要20カ国・地域(G20)サミットの議長国を務めることに大きな期待を寄せているとした上で、「G20サミットの主催は、中国が世界の経済ガバナンスに新たな構想、新たな動きを提供するまたとないチャンスだ。このプラットフォームを利用して、中国は自国の経済規模や重要性に見合った大国としての責任をその肩に担えることも証明できる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月14日