スタンダード・チャータード銀行国際研究所のアナリストはこのほど、人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)に加えられることがほぼ確実になった情勢下、多くの海外の中央銀行やソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)、機関投資家から人民元資産についての照会を受けていると語った。
IMFのラガルド専務理事は先週金曜日、「IMFのスタッフが人民元が『自由取引可能』であり、SDR採用を提言した」ことを明らかにしたが、これは人民元がSDRに採用されることがほぼ確実なことを意味する。
先のアナリストは「SDRに採用されることによって、人民元資産や人民元レートは大きく高まっていく。各国の中央銀行やSWFなども人民元を資産に積極的に組み入れていくと考えられる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月17日