APEC加盟国の間には一定の差がある。中国のような製造大国もあれば、日本のようなハイテク製造業大国もあり、サービス業や金融業に強い米国、ローエンド製造業が比較的発展しているベトナム、主に鉱産物の開発に力を入れるペルーやチリ、さらには農業大国のニュージーランド、オーストラリア、カナダなどがある。どの国も特長を持ち、相互補完性が高く、協力には前進の余地が残されている。
産業協力という背景により、自由と開放が未来の経済の重要な形態になる。出席した各国首脳は、アジア太平洋自由貿易圏の推進に再言及したが、これは大きな推進力の一つだ。
フィリピン人デザイナーはフィリピンの正装「バロン」に、竹、米国風の家具、カンパニュラなどその国を代表するデザインを採用し、美しい風景を織り成した。
今週のアジア太平洋経済協力会議(APEC)第23回非公式首脳会議で、この衣装は各国・各大陸の首脳を結びつけた。2日間の会議は「あまねく広がる経済を築き、より素晴らしい世界を建設する」をテーマとし、アジア太平洋の経済発展の青写真について共に検討し、描き出した。
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