23日に北京で開幕した「2015世界ロボット大会」は、中国で初めて開催されるロボット関連の国際大会となった。業界専門家らの発言から、今大会の3つのキーワードを抽出した。
「成長」
国際ロボット連盟のArturo Baroncelli会長によると、世界の産業用ロボット販売台数は2014年に23万台に達し、「今年は15%成長する見込みで、今後数年はさらに大きな伸びとなる」。
同連盟の推算によると、工場用のロボットは現在、世界で150万台設置されており、この数字は3年以内に230万台に増える見込みだ。またサービスロボットは今後3年で約1500万台増え、販売額は200億ドルを超える。
Baroncelli会長はさらに、主要な成長は中国で生まれると語る。「中国のロボット使用密度は平均水準を下回っている。中国はすでに世界最大のロボット消費国だが、消費の密度は今後さらに高まる可能性がある」