本日開幕した「世界ロボット大会(World Robot Conference 2015)」において、中国航天科技集団公司第五研究院総体部が開発を担当した宇宙用ロボットアームとサンプル採取用ロボットアームが登場した。人民日報が伝えた。
今回展示された大型宇宙用ロボットアームは、中国においてスマート化の程度が最も高く、規模が最大で、技術的難易度が最高の、システムが最も複雑な宇宙スマートロボットシステムだ。このロボットアームの長さ(全開時)は10メートルを超え、自主匍匐・拡張能力を持ち、柔軟性が高く、広い範囲に到達できる。広範囲・高負荷の操作および局地的かつ詳細な操作を同時に実現できる。その質量、耐荷重性、出力トルクなどの指標は、世界先進水準以上に達している。
同時に展示された月面サンプル採取用ロボットアームは、地球外天体の表面における自動サンプリングの全過程の任務に的を絞り開発された宇宙ロボットシステムで、地球外天体でサンプリングを行うための重要な製品だ。サンプリング範囲が広く、アーム末端までの操作の精度が高く、採取能力が高く、着陸時の姿勢が高い適応性を持つ。このロボットアームは軽量、アームの長さ、高い柔軟性、高精度の制御といった面で長所を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月24日