ジンバブエの経済発展で電力不足がボトルネックだ。足元で国内の年間発電量は120万~140万キロワット程度にとどまり、家庭と産業部門を合わせて電力需要の半分に過ぎない。こうした深刻な電力不足が、外資の進出や生産規模の拡大を阻んでいる。同国のUndengeエネルギー電力開発大臣は、ワンゲ発電所とカリバ発電所の拡張工事が18年前後に竣工した後、国内の電力不足問題が相当な程度改善するとの見通しを示している。
中国が推進している装備や産業の海外進出で、電力は重点分野の一つ。中国政府が今年5月に発表した計画によると、当面はアジア周辺やアフリカ諸国を中心に、海外進出を拡大し、海外電力プロジェクトの開発に注力する。火力、水力発電市場を積極的に開拓し、様々の方式で海外の電力プロジェクトに参加する方針だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月4日