英紙エコノミストとベーカー&マッケンジー法律事務所は3日、「アフリカのインフラ・ギャップを乗り越えるには:開発資金はアフリカのプロジェクト拡大をどう変えたか」と題した調査報告を連名で発表した。リポートによると、中国は今後も、アフリカでのインフラ投資プロジェクトにおける最大の出資国であり続けるようだ。
リポートには、主な「開発金融機関」(DFIs)13社が、2009年から2014年までのアフリカ22カ国での投資に関する具体的な数値を提供。アジアの開発金融機関が果たす役割は日増しに大きくなっているという。
「アフリカ・インフラ・コンソーシアム」(ICA)の資料によると、中国の開発金融機関は最大の資金源だと見られている。2013年の1年間だけでも、アフリカでのインフラ投資額は134億米ドルを超え、2009~2014年までの累計では約600億米ドルに上る。
中国の対アフリカインフラ投資は、鉄道・道路・空港・港湾建設など交通インフラ分野に重点が置かれている。このほか中国の開発金融機関も、コモディティの生産加工設備などをはじめに、アフリカ諸国の政府の鉱山開発や生産プラットフォームの建設に投資を行っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月4日