中共中央弁公庁と国務院弁公庁はこのほど、「生態環境損害賠償制度に関する改革試行方案」を発表した。 試行方案に基づき、生態環境の損賠賠償制度を全国範囲で段階的に導入する。具体的には、◇2015~17年に一部の省で試験的に制度改革を実施する、
◇18年から全国で生態環境の損賠賠償制度を試験的に導入する、◇20年までに生態環境の損賠賠償制度の確立を目指す。責任の所在を明確化し、執行ルートと技術基準を整備。確実な保障、賠償、修復を確保する。
環境保護部の責任者は、健全な生態環境損害賠償制度の導入を通じ、生態環境に損害を与えた者に賠償と修復の責任を負わせることで、「企業が汚染し、民衆が被害を受け、政府が後始末をする」という現状の解消に繋がるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月4日