中国保険行業協会は8日、人民網と共同で『中国保険発展指数リポート』を初めて発表した。それによると、中国保険業の総合的な発展力が強化されつつある。総指数をみると、2010年を100とした場合、2014年の中国保険発展指数は109.1となり、年平均伸び率は2.2%。うち14年の総指数は2.8ポイント上昇し、最も大きな上昇幅を記録した。
分野別では、2014年の基礎力サブ指数は110.4で、総指数を1.3ポイント上回り、全体への寄与率は41.0%に達した。サービス力サブ指数は109.9で、総指数を0.8ポイント上回り、全体への寄与率は32.4%。イノベーション力サブ指数は107.3、国際競争力サブ指数は107.9と、それぞれ総指数を1.8ポイント、1.2ポイント下回った。
リポートは25項目の発展指標を分析したうえ、業界の発展に以下の3点を提案。(一)、保険消費システムの整備を進め、保険従事者の業務レベルを向上させること。(二)、保険のサービス分野を広げること。損害保険分野で損害自動車関連保険のウエイトが高すぎるという現状を是正し、農業保険、激甚災害保険、責任保険、信用保険の比重を引き上げる。(三)、保険業の開放を推進し、国際市場で中国の保険会社のシェアを向上させること。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月8日