12月2~5日に「国際ロボット展」が日本の東京で開催され、約450の企業と組織が最新技術のロボットを展示した。写真は2日の展示場で45センチメートルの人型ロボット(右)がダンスをする様子。ユーザーはAndroidスマートフォンでロボットのダンスアクションデータをダウンロードすることができる。
1980年代に「鉄腕アトム」という日本の漫画が中国で一世を風靡し、髪の毛が立っている義理堅い男の子が、ロボットのアート化を人々へ直観的に伝えた。今年6月には、アトムと同じように大きな目を持つロボット「Pepper」が日本の家庭に入った。これは日本のソフトバンクが発売した「人の感情を読み取れる」ロボットで、ユーザーが失恋すれば抱きしめ、熟睡する乳児を夜通し見守ることもできるという。ロボット大国として、日本は家庭用ロボットの時代を迎えている。
家庭用ロボットの普及にあたっては、技術、法規、価格などの障壁もある。技術について経済産業省は「ロボット新戦略要約」で、次世代ロボットがデータ駆動型ロボットとして、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、人工知能などの技術を組み合わせることが必要と指摘した。人工知能、検出センサー、識別システム、気圧伝動装置、コントロールシステムをコア技術に挙げ、日本は国際標準の制定を目指す。