預金準備率引下げ観測が浮上 3カ月ぶりの人民元安と外貨準備の大幅減で

預金準備率引下げ観測が浮上 3カ月ぶりの人民元安と外貨準備の大幅減で。

タグ: 人民元

発信時間: 2015-12-08 14:33:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

7日の人民元対米ドル基準値は、前週末4日に比べ0.0134元の大幅な元安となった。オフショア市場でも取引時間中に大きな変動が見られ、人民元為替相場オンショア(CNY)、オフショア(CNH)揃って大幅下落、約3カ月ぶりの元安水準となった。これと同時に、中国の11月の外貨準備は前月比で872億米ドル減少し、1996年の統計開始以来3番目の大幅減となった。この情報は市場を驚かせ、中国人民銀行(中央銀行)は元安圧力を徐々に放出する方針だと受け止められた。同時に、人民銀行は今月にも預金準備率を引き下げ、市場に流動性を供給するとの観測が浮上した。

中国本土のオンショア市場の人民元対米ドル・スポットレートは7日、約3カ月ぶりの元安水準をつけた。人民元対米ドル基準値も下落し、3カ月ぶりの下げ幅となった。7日の人民元対米ドル基準値は1ドル=6.3985元で、前週末4日に比べ0.0134元の元安となった。オンショア市場のスポットレートについては、取引時間中は相対的に安定推移した。中国外貨取引センターの参考レートによると、7日の人民元対米ドル・スポットレートは、午前10時に1米ドル=6.4042元でスタート、その後は6.407元付近で推移、16時には6.4083元に下落して取引を終えた。

中国本土以外のオフショア市場でも、人民元対米ドルレートの下落が鮮明で、1ドル=6.47元に迫る約3カ月ぶりの元安水準となった。7日は1ドル=6.4428元で寄り付いた直後にもみ合いながら下落し、6.45元付近で前場取引を終了。後場ももみ合いながら下値を探る展開となり、6.46元付近で引けた。6.47元付近まで下げる場面もあり、取引時間中の変動幅は300ポイントを越えた。

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