「フィナンシャル・タイムズ」は、中国経済が超高度成長から中・高速度の成長期に転換するのは、自然で必然的な流れと指摘。例を挙げ、東アジア経済の1960~1990年代の成長過程や構造、変化をみても、中国経済が10年にわたり中・高速度成長を持続できることがわかるとしている。
ドイツ・ベレンバーグ銀行のチーフ・エコノミストを務めるホルガー・シュミーディング氏は、中国経済の成長減速は自然なプロセスで、韓国などその他の成功した発展途上国も同様の段階を経たと指摘。今後は、中国経済の成長が、製品の量より質、従業員の数より労働生産率の向上、資本投資よりイノベーションに頼ることになると予想した。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)と阿里研究院は共同発表したリポートで、中国経済の成長率が若干低下しているものの、人口、社会、科学の発展などが向こう5年にわたり中国に2.3兆米ドルの消費増をもたらし、消費市場の構造転換をも促進するとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月23日