ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、ネットワーク安全技術が、アジア太平洋地域の金融技術分野投資における3つの焦点だ。具体的には、◇ブロックチェーン技術にベンチャー企業、銀行、投資家が関心を寄せている、◇クラウドコンピューティングの普及にともない、各金融企業はクラウドコンピューティングで優位性を生かし、効率や柔軟性を高めると同時に、コスト削減に努めている。これが金融技術のベンチャー企業に成長の契機をもたらし、クラウドコンピューティング技術をめぐって新たなサービスが開拓されている、◇ネットワーク安全技術への投資も大幅に増えている――。
アジア・太平洋地域の金融投資分野で、中国企業が世界の先端を走る。今年1-9月で、中国本土、香港企業の金融技術投資プロジェクトが総額で15億米ドルに達した。その一例として、アリババグループとその子会社・螞蟻金融服務集団(アリ金融サービス)」によるインドモバイル決済大手 「Paytm」への投資や、平安保険集団傘下の上海陸家嘴国際金融資産交易市場股フン有限公司の融資案件などが挙げられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月23日