世界銀行は6日、2016年1月の「世界経済見通し」(GEP)を発表した。それによると、16年のグローバル経済の成長率予測を昨年6月の3.3%から2.9%に下方修正し、17年と18年についてはそれぞれ3.1%としている。世銀のカウシィク・バス上級副総裁兼チーフエコノミストは、「2016年はグローバル経済の成長にとってリスクの年になるだろう」と述べる。
世銀によると、リスクの年になるとみられる主な原因は、コモディティ価格の下落、貿易や資本の流動の低迷、グローバル金融市場の波瀾だ。これからの世界経済の成長が加速するとしたら、それは高所得国の回復状況、コモディティ価格の安定、中国の消費・サービス主導型成長モデルへの段階的移行に依拠してのことになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月8日