OCBC銀行も、江蘇省で最初の支店を蘇州工業パークに開設。OCBC銀行グループのCEOとOCBC銀行(中国)の董事長を兼務する銭乃驥氏は、今回の措置について、蘇州市とシンガポールの金融サービスを結ぶことに期待を示すと同時に、長江デルタ地域の業務拡大にもつながると説明した。
OCBC銀行(中国)有限公司企業銀行部の陳在傑総経理は、『国際金融報』の記者に対し「一帯一路」の成長戦略が実行されれば、中国経済の新たな枠組みが形成され、企業の「走出去(海外進出)」と「走進来(外資参入)」が拡大すると予想。「一帯一路」は、非常に大きな成長余地をもたらすとの見方を示した。
「一帯一路」戦略を通じ、将来的に中国と東南アジア各国の間で提携が進み、非常に大きな成長余地が生まれる見通しだ。東南アジアから進出して中国で長期にわたり事業を手がける外資系銀行には好材料となるため、こうした銀行は東南アジア市場での事業開拓にさらに積極的となっている。