また同報告によると、3つの新パワーの影響を受けて、未来の消費の重点が移り変わる見込みだ。サービスが製品を上回り、15~20年の消費の伸びのうち51%を担う主要パワーになるという。今後、高級な製品やサービスに対する消費者の需要が激増し、消費の概念も「製品を購入する」から「サービスを享受する」に変わり、「日常的なニーズを満たす」から「生活の質を高める」へと変わっていく。阿里研究院の高紅氷院長は、「ネット通販が中国消費市場の転換を推進している。当院の研究によると、ネット通販はオフラインの実店舗で満たされない多くのニーズを埋めることができ、さらには消費者を刺激して新たなニーズを生み出すこともできる」と話す。
星図数拠がまとめた統計によると、15年のショッピングイベント「ダブル11」(11月11日)はスタートから24時間で、ネットワーク全体の売上高が1229億4千万元(1元は約17.9円)に達し、貨物6億8千万個が発生した。1秒あたりの取引額は142億元に上り、中国人全員がこの日それぞれ88元の買い物をした計算になる。買い物1件あたりの貨物のサイズを50センチメートルとすると、赤道づたいに地球を8周半回ることになる。