国家電網公司が発表した情報によると、世界で電圧等級が最高、送電容量が最大、送電距離が最長、技術水準が最高の「准東―皖南±1100kV超高圧直流送電プロジェクト」が、本日正式に着工となった。人民日報が伝えた。
同プロジェクトは電圧等級が世界最高の超高圧送電プロジェクトだ。国家電網公司は±800kV直流送電技術を確立した上で、今回の±1100kV級という飛躍を実現した。電圧等級が±800kVから±1100kVに、送電容量が640万kWから1200万kWに増加し、送電距離が3000−5000キロに延び、1000キロ当たりの送電損失が約1.5%に低下した。直流送電効率がさらに向上し、貴重な土地と周辺地域の資源を節約できる。
同プロジェクトにより、新疆ウイグル自治区から他省への送電を実現することで、新疆エネルギー拠点の集約的発展を力強く促進し、火力発電・風力発電・太陽光発電による外部への送電を推進し、新エネルギーの消費範囲を拡大し、現地の資源力を経済力に変えることを力強く促進することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月12日