通信販売大手が目下、スポーツイベント資源をめぐって陣地を固めようとしている。阿里体育はこのほど米国のナショナルフットボールリーグ(NFL)と提携したことを明らかにし、楽視体育も米メジャーリーグベースボール(MLB)と提携したと発表した。これにより、米4大プロスポーツリーグがすべて中国の通販大手と提携したことになる。NFLは中国語での名称は「美国春晩」だ。「北京商報」が伝えた。
中国のサッカースーパーリーグはスキャンダルが絶えないことや蘇寧をはじめとする企業との争いがあることから、阿里体育と楽視体育は米プロスポーツの巨大イベントと手を組むことにした。提携の内容をみると、阿里体育はNFKの大陸部での放映権を取得したほか、コンテンツ政策やメディアでの放映を土台として、関連の派生商品を開発・運営し、NFLとそのファンに開放的なファンサービスプラットフォームを提供する。楽視体育は今年1月から3年間、MLBの大陸部、香港地区、澳門(マカオ)地区における公式戦略的協力パートナーとなり、中国圏におけるメディア露出の独占的権利を有する。