経済貿易協力体制の構築面について、習主席は次のように指摘した。「石油・天然ガスプラス」協力新モデルを推進し、協力の新たな潜在力を掘り起こし、互恵的で安全、信頼できる長期友好的な中国・アラブエネルギー戦略協力関係を推進する必要がある。貿易・投資制度を革新し、協力の新たな余地を拡大する必要がある。ハイテク分野の協力を強化し、協力の新たな原動力を育成し、中国・アラブ実務協力の価値を高める必要がある。
注目に値するのは、エネルギー協力に続き、生産能力協力が中国と地域の実務協力の新たなエンジンとなりつつあることだ。今回の訪問で習主席は、中国の工業化プロセスを促進するため、アラブ諸国と共に、生産能力の連結を進めると表明した。これには150億ドルの中東工業化特別基金、中東諸国への100億ドルのビジネス融資が含まれる。これは中東諸国の経済多元化という大きな趨勢に合致し、中東諸国が経済、エコの工業化の新たな道を歩み出すよう導くことが期待される。
今回の訪問により、中国と中東諸国の「一帯一路」の枠組での戦略の連結は加速し、中東諸国も「時間との競争」のカードを多く得て、地域が真の復興の道を歩む助けとなる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月27日