京東集団の物流実験室は先ごろ、ドローン(小型無人機)を使った一連の配送実験を実施。配送フローや飛行制御システム、設備需要、人員配置などについてテストを実施した。京東集団は今後、段階的にドローンの開発と生産を進め、政策や時期を踏まえたうえで、ドローン配送の早期実現を目指す。
ドローン配送のテスト実施は、中国のEC(電子商取引)企業の物流配送事業について、労働集約型からIT主導型への転換の可能性を見い出す糸口となる。京東集団の劉強東CEOは、急成長する農村のEC需要に応えるため、京東集団はドローン配送の研究開発を積極的に進めていると指摘。また、積載量が多く、飛行時間が長く、信頼性の高いドローンの提携先を探し、ドローン配送と京東集団の物流システムの連携を進める方針だ。
京東集団は、ドローン配送は物流効率の向上と労働コストの節約につながると指摘。実験終了後は、段階的、計画的にドローンの開発と生産、配送センター設立を進め、ドローン配送の早期実現を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日