15日付の香港紙・南華早報は、「春節も消費旺盛、成長減速の影響なし」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
最新のデータによると、今年の春節連休中、中国本土の消費者は消費額の記録を更新し、全国の経済成長減速による影響を受けなかった。
中国銀聯が先ほど発表したデータによると、旧暦の大晦日から1月6日までの連休中、大陸部客の銀聯カードの消費額は31%増の3121億元、決済数は15%増の3億700万件に達した。これらのデータは、輸出からサービス業・消費への経済モデルチェンジの取り組みに、希望をもたらした。
連休中は日用品の需要が旺盛で、決済額が1000億元を上回った。うちスーパー、大型家電店、百貨店の決済額が過半数となり、外食産業の連休中の決済額は5%増の50数億元となった。中国商務部が発表した情報によると、連休中の全国小売・外食企業の売上は、昨年の連休より11.2%増の約7540億元に達した。中国銀聯の陳漢アナリスト(音訳)は、「春節は中国人が最も重視する祝日で、親戚や友人を招待する場合には、高級ホテルやレストランを選択する」と述べた。
民族大移動により、交通面の消費も高額をキープした。今や多くの人が自家用車で移動するようになっている。連休中の観光地のチケット販売、自動車の給油の決済額は40%増となった。国家観光局の統計データによると、全国各地の観光地を訪れた観光客数は、今年の連休中に15.6%増の延べ3億200万人に達し、観光収入は3651億元に達した。
中国銀聯は、連休中に香港地区の取引が減少したと発表したが、具体的なデータは挙げなかった。マカオ、台湾、日本、韓国、東南アジアなど銀聯カードの取り扱いに強い人気目的地では、銀聯カードによる決済が大幅に増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月17日