「横琴国際商品交易センター」の開業式が15日、横琴自由貿易試験区で開催された。同センターは、国際市場に人民元による価格計算を提供し、大陸部内外の様々な種類の商品資源や金融サービス、倉庫・物流資源、諮問サービスを統合した商品現物取引センターとなる。
横琴新区管理委員会の牛敬主任によると、横琴国際商品取引センターは、様々な品種の大口商品現物取引サービスを提供するだけでなく、広東・香港・マカオと国際市場に向けて人民元での価格計算を行い、大陸部内外の現物企業と金融機構による人民元を用いた市場への参加参加を後押しする。
紹介によると、同センターの発展は、実体企業の様々なレベルのリスク管理と商品サービスの需要に適応したもので、大口商品の場外取引センターと情報センター、価格センター、融資センターとなり、世界的な影響力を備えた専門的な商品取引センターとなることをねらいとしている。
横琴は近年、生産要素の取引プラットフォームの構築に力を入れ、各種の生産要素や資源の横琴への集中や取引を促進し、周辺地域への波及・牽引機能を増強してきた。多様な要素取引プラットフォームの相互補完や協同発展は、横琴自由貿易エリアの大きな特色となっている。
同日開業となった国際商品取引センターのほか、横琴にはさらに、中国初の知的財産権運営特色試行プラットフォーム「横琴国際知的財産権交易センター」、華南地区初の金融資産取引センター「広東金融資産交易センター」、「横琴稀貴(希少高価)商品交易センター」、「珠海財産権交易センター」も設立され、順調に運営されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月16日