米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は13日付で「中国工場が成長市場を追い求める」を表題とする文章を掲載。世界の投資家が中国経済の動きに不安を覚えるなか、広東省深セン市にある多くの工場は科学技術で活路を見出そうとしていると伝えた。
マウスとキーボードが主力製品だったある工場では、ロボットアームが商業用ドローン(無人飛行機)の製造に取り掛かっている。従来業務の縮小にともない、工場はグレードアップした製品に期待を寄せ、利益率の向上と新顧客の開拓に努めている。
深セン市にある多くの企業と同様に、この工場は過去の輝きを取り戻そうと、新たな市場を懸命に探っている。「目先の駒得にこだわっていたら、向こう10年で不敗の地に立ち続けられるのか?変革を迫られることはないのか?--」。工場の責任者を務める謝さんは、「これがまさに我々が直面している課題だ。私たちに必要なのは変革だ」と語った。