中国国家能源局は22日、エネルギー分野の供給側構造改革を推進し、石炭産業の余剰生産能力の解消と老朽化した生産設備の淘汰を加速させる方針を明らかにした。2016年末までに1000カ所以上、生産能力があわせて6000万トンの老朽炭鉱の閉鎖を目指すと同時に、石炭産業の吸収合併・再編を推進するとしている。
国家能源局はこのほど会議を開き、エネルギー体制改革について布陣。同局のヌル・ベクリ局長は、新常態(ニューノーマル)時代においてエネルギー産業が直面する課題について、従来型産業の生産能力の余剰、再生可能エネルギーの発展を抑制するボトルネック、エネルギーシステム全体の運営効率が低いことなどを挙げた。その上、エネルギー体制・制度のイノベーションを通じ、供給側構造改革の推進に注力する必要性を強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月23日