今年の「十三五」計画草案で環境の質に関するアセスメント指標が増えていることは実に喜ばしいことだ。数が増えただけでなく、よくみてみると、以下の特長がある。(一)、より全面的、(二)より科学的、(三)より厳格的--。いずれも達成を義務付けられている指標だ。
一部の地域では、経済成長の減速、企業収益の低下、財政収入の伸びの鈍化がみられている。こうしたなか、汚染対策、環境保護に向けた取り組みを緩めてもいい、あるいは環境保護の決意を後退させてもいいという考え方自体が間違っていると思う。経済発展と環境保護は対立するものではない。私の考えとしては、経済成長が減速している状況にあるからこそ、グリーン発展の理念を堅持し、この理念の下でモデル転換を図る決意を強め、勇気を高めるべき。環境を犠牲にして、一時的なGDP成長を手に入れることは、持続不可能な成長であり、間違えたやり方だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月7日