国民が海外で炊飯器を買うことは「悲しい」、信頼回復へ意気込み=格力電器董事長

国民が海外で炊飯器を買うことは「悲しい」、信頼回復へ意気込み=格力電器董事長。

タグ: 中国消費

発信時間: 2016-03-09 13:48:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国家電大手の格力(グリー)電器は8日に北京で記者会見を開き、グループの董明珠・董事長が自身のセルフメディアプラットフォーム--「董明珠自媒体」を立ち上げたことを明らかにした。それと同時に、格力の炊飯器新製品「格力大松IH炊飯器」を発表している。

セルフメディアを立ち上げる趣旨について、董氏は「格力の高品質の製品と高い技術を発信するとともに、交流を一層深まることにも期待している。高品質の中国製品を世界中に広めたい」と説明。「董明珠自媒体」の発信情報は微信(ウィーチャット)、「微博」(ウェイボー)、ニュースまとめアプリの「今日頭条」で閲覧できる。

このところ、中国人観光客による海外での「爆買い」が話題になっている。温水便座、炊飯器、贅沢品から、爪切り、電動歯ブラシ、薬品まで、中国人消費者の間で外国製品は人気が衰えをみせない。報道によれば、2016年春節に600万人が海外で連休を過ごし、中国人観光客による消費額(銀聯カード決済額)は過去最高の900億元に達した。

これについて董氏は、「中国の消費者が海外で炊飯器を買うことに怒りを感じ、悲しみを覚える。炊飯器や温水便座は複雑な技術が要らない。なぜ消費者はわざわざ海外で買うのか?それは、過去に誠実さに欠ける企業が多く存在し、消費者を騙していたからだ。中国製品の品質を消費者が疑うようになってしまった。格力は今回、炊飯器を皮切りに、中国製品に対する国民の信頼を取り戻す」と述べ、信頼回復に向けて意気込みを見せた。

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