【明日にも実現されること】
フェイスブックの人工知能プロジェクトの責任者である田淵棟氏は、新華社の記者に対して、「フェイスブックの顔認証技術は、すでに高いレベルに達している。例えば写真を撮影すれば、誰が誰であるかを認識できるようになる。現在は、写真をどこで撮影したか、何人撮影したか、被写体は何をしているかといった質問をし、そのすべてに回答できるようなコンピュータを開発している」と話した。
中国の研究者も、より複雑な人工知能の開発に力を入れている。その能力を調べる方法は大学受験で、中国らしい。科大訊飛公司董事長の劉慶峰氏は、人のように問題を解くロボットを開発中と話し、3−5年間でロボットの大学受験を実現するという目標を掲げた。大学受験は一般的なクイズより難易度が高い。これはさまざまな学科が含まれ、客観的な問題の他に大量の主観的な問題が含まれるからだ。この目標が達成されれば、人工知能の新たな節目となるだろう。
昨年末に北京で開かれた世界ロボット大会において、ロボットはサッカーや卓球などの運動能力を示した。しかしロボットはまだ人間の選手の相手ではなく、相手およびチームメイトの意図を判断しにくいことがボトルネックになっている。しかしロボカップなどのロボットサッカー競技において、ロボットのレベルも向上を続けている。ロボカップは、2050年までに人間の世界チャンピオンチームに勝利することを目標としている。
【未来の想像】