政治協商会議第12期全国委員会第4回会議が10日午後3時に開幕し、年に1度の「両会シーズン」が始まった。2000人以上の政協委員が本日の開幕式に出席した。全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)を取材する記者は会議の前後、人民大会堂の通路で政協委員のインタビューを行い、委員らが今回の会議で注目している問題および提案する内容について質問した。
全国政協委員、香港中華総商会永久名誉会長の蔡冠深氏は、会議後に中国網のインタビューに応じた際に、第13次五カ年計画期間(2016−20年)の広東省・香港・マカオの協力を楽観視した。蔡氏は今年、「粤港澳大湾区」の建設推進を提案した。蔡氏は、同区の建設は香港や広東省にとって非常に重要であり、各地は今後の発展で「一騎討ち」することはできないと指摘した。「ニューヨークにも東京にもベイエリアがある。中国の珠江デルタもベイエリアを設置する条件を完全に備えており、香港と広東省の協力を促すことができる。これは一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略の実施を推進する上で、双方に利点をもたらす」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月11日