バーニー・グローバー氏は、新技術応用やイノベーションがテーマの議論にも非常に興味があるという。今回のフォーラムに参加する企業家たちが各々の意見を述べ、経済減速の圧力があるなかでどのように技術イノベーションを通じて成長の突破口を探すかを議論しており、こうしたテーマは人々の関心を非常に引き付けるとの見解を示した。
アジア経済の先行きについてバーニー・グローバー氏は、アジアには非常に大きなチャンスと市場があると分析。「サブフォーラでイノベーション主導をテーマする議論を聞いたが、私はこれが将来的にアジア成長の原動力になると思う」と述べた。
カンボジア戦略研究所(CISS)のクン・フォーク氏は、『人民網』の記者に対し、ボアオ・アジアフォーラムでは世界各国・地域の政界、実業界の関係者が集まり、世界経済に影響を及ぼす重大な意義を持つテーマについて話し合いが行われると説明した。参加者は各々の視点を明らかにし、問題の解決策を打ち出そうと試みる。帰国後に、フォーラムで見つけたインスピレーションと解決策を抱え、地域経済に貢献することが可能とみている。
クン・フォーク氏は、設定された100以上のテーマがいずれも強い関連性を持つと指摘。アジアの将来について、欧米に比べアジアのリーダーが経済成長の牽引、金融危機への対応、経済の減速圧力の克服で素晴らしい取り組みをしているため、中国やアジアの経済には十分な信頼感があると分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月24日