上海総合指数の日足チャート
香港証券取引所はこのほど、本土側との緊密な連携により「深港通」(深センと香港の株式取引の相互乗り入れ制度)の技術面での準備作業が整い、早ければ6月にも導入できるとの見通しを示した。「深港通」の導入準備加速は本土A株市場相場の活性化につながるだろうか?
信達証券研究開発センターの劉景徳副総経理は「中韓財経連線・滬港通」という番組で、「深港通」の開通は、銀行株、不動産株の大きな買い材料になるとの見方を示した。A株市場はこのところ回復基調が鮮明で、上海総合指数は既に60日移動平均線(MA60)を上に抜けている。60日移動平均線は強気相場と弱気相場の分かれ目とされており、それを上回ったということは相場が弱気から強気に転じたことを意味する。