中国製原発の海外進出に、再び「勝報」がもたらされた。中国広核集団(本社は深セン)は30日、チェコのエネルギー事業者と同日、プラハで「原子力およびリサイクルエネルギーの全面的な提携に関する覚書」に調印したと発表した。覚書によると、双方は原発の調達・建設・調整・稼働・維持・修理・改造・核燃料サイクルなどの情報と経験を共有する。また原発人材の育成、欧州電力要求(EUR)、第3国での原発投資の協力のチャンスを模索し、風力発電や太陽光発電などのリサイクルエネルギーの事業提携を模索する。
中国広核集団の賀禹董事長は同日、「チェコは原発の開発推進の豊富な経験を持ち、積極的な成果を手にしている。当社は30年間の革新的発展により、世界一流の原発企業の仲間入りを果たした。特に過去1年に渡り、英国やルーマニアなどの原発プロジェクトで、積極的な進展があった。間もなくチェコで開始する原発計画については、チェコの優秀な企業との協力を強化し、中国が独自の知的財産権を持つ第3世代原発技術・華竜1号の実用化を共同推進する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月31日