国家統計局が15日に発表したデータによると、2016年第1四半期のGDP(速報値)は15兆8526億元(1元は約16.8円)で、不変価格に基づく計算では前年同期比6.7%増だった。同局の盛来運報道官は、「今年に入って以来、中国経済は『穏中有進』(安定の中成長する)の流れを維持し、構造調整はより一層推進され、新たな原動力の蓄積が加速し、いくつかの主要指標には積極的な変化が現れた。国民経済は幸先良いスタートを切った」と述べた。人民日報が伝えた。
第1四半期、一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額は不変価格で計算すると前年同期比5.8%増、増加率は前年(通年)比で0.3ポイント低下、今年1~2月比で0.4ポイント上昇した。固定資産投資の名目増加率は10.7%(価格変動の影響を除いた実質増加率は13.8%)、増加率は前年(通年)比で0.7ポイント上昇した。社会消費財小売総額の前年同期比の名目増加率は10.3%(実質増加率は9.7%)、増加率は前年(通年)比で0.4ポイント低下、今年1~2月比で0.1ポイント上昇した。第1四半期、中国都市部の新規雇用者数は318万人、通年目標の31.8%を達成した。住民所得は安定的な増加を保ち、第1四半期の全国住民の可処分所得は6619元、前年同期比の名目増加率は8.7%、実質増加率は6.5%となった。
財政部(財務省)が公表した最新のデータによると、3月、全国財政収入は前年同期比7.1%増の1兆1511億元、1~3月の累計は前年同期比6.5%増の3兆8896億元となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年4月16日