27日、中国中車長春軌道客車股フェン有限公司が開発したハイブリッド型高速鉄道車両が調整作業を終え、完成車の試験段階に入ると伝わった。
同車両は中国が初めて開発したもので、2-3種類の動力源を併載し、電化鉄道と非電化鉄道の区間を跨いだ運行が可能となる。同社が開発したハイブリッド型高速鉄道車両は、普通都市軌道交通と高速鉄道車両を「合体」させたようなものだ。地下鉄やライトレールのように都市中心部では低速走行が可能な一方で、高速鉄道のように高速運転もできる。
専門家は、ハイブリッド型高速鉄道車両の動力が単一の場合と複数の場合があると指摘する。同社は「架線集電方式+動力バッテリーのハイブリッド型」と「架線集電方式+ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッド型」の2種類を開発した。同型車両は乗車時間1時間以内の座席数が少なく立席の多い情況を想定して開発したもので、電化区間と非電化区間を跨いだ走行が可能となる。