中国のIT企業、網宿科技はこのほど、2016年第1四半期決算を発表した。主要事業の成長が続き、純利益は前年同期比84.50%増の2億4171万3900元だった。
上場した2009年から2015年末までの間、網宿科技の売上高は年間47.30%増の高い水準で伸びた。同時に、株価の上昇率も年平均49%に達し、2010年に導入された深セン証券取引所創業板指数の年平均上昇率22.77%を上回った。主要事業の成長が株価上昇につながっている。
網宿科技の高成長に多数の金融機関が注目。第1四半期決算報告書によると、ファンドや証券会社が、網宿科技に対する保有株式を増やした。
第1四半期末の主要株主10名に、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と、欧州の大手金融グループUBS AGが初めて名を連らね、保有株式数はそれぞれ704万6400株、675万8300株に上った。この2つのファンドはこれまで、決算報告書の主要株主10名に記載されていなかった。一方、3月に網宿科技が実施した第三者割当増資に関する開示資料によると、2016年1月31日時点で、この2つのファンドは保有株式数をそれぞれ644万2400株、538万200株に増やし、正式に主要株主10名に名を連ねており、3カ月足らずの間にさらに保有株式を増やしたことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月28日