「観光緑書」によると、2015年の中国国内旅行の観光客数はのべ40億人、国内観光収入は3兆6000億元、海外旅行客数はのべ1億2000万人だった。巨大な観光需要が中国経済を支える重要な柱となっており、中国人の海外旅行ブームも世界各国から注目されている。
西北大学経営学院の盧山氷教授は、国民の生活水準向上と経済発展に伴い、旅行業は中国の基幹産業として大きな役割を果たしていくことになると指摘する。業界内でM&Aブームが盛り上がると同時に、資本が産業構造へ与える影響も軽視できない。多くの資本が参入するのに伴い、市場競争も一段と激化すると予想している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月4日