ドイツの『ドイチェ・ヴェレ』は5月1日、中国側の計画をもとに、「トランスアジアン鉄道」が2020年に開通し、昆明からシンガポールまでが直接つながるとの見通しを伝えた。
トランスアジアン鉄道は一部区間がすでに着工している。大規模なトランスアジアン鉄道ネットワークは、長さ4500キロメートルから5500キロメートルに上る路線を3本含み、中国と東南アジア各国を結んで旅客と貨物を輸送する。
このプロジェクトは準備段階からすでに10年超が経っているが、東南アジア各国に利益をもたらすだろう。過去50年にわたり、東南アジア諸国は、鉄道ネットワークの補修・改修に投資せず、レールと列車を長いこと修理しなかった。
タイの交通輸送専門家は、鉄道ネットワークの現代化による経済効果が、経済力に乏しい東南アジア諸国にとっては非常に魅力的なものになると説明した。