赤道に近い沿海都市のマニラは月平均最高気温が30度に達し、大気中の塩分濃度も高い。台風や豪雨が頻発するなど、気候は複雑で変わりやすいのが特徴という。
これに対応するため、車両設計時に現地の自然条件を考慮し、耐侵食性の高いステンレス鋼車体、大出力空調、電気式ドア、自動連結器などを採用。高温・高湿のマニラの気候に耐えられる車両を作り上げ、安全性と快適さを向上させている。
足元でMRT3号線の乗客数は1日あたり延べ60万人を超え、設計容量の倍以上に達している。中国製MRT車両の投入によって、MRT3号線の輸送力は60%以上向上する見込みで、マニラ都市鉄道の混雑緩和に寄与する。
中国網日本語版(チャイナネット)2016年5月11日