横琴新区は10日午後、マカオ青年起業バレーセンターで「2016ハイテク企業認定(候補認定)研修会・ハイテク企業支援金給付式」を開催した。新たに認定されたハイテク企業3社が100万元の資金援助を初めて獲得した。
式典によると、100万元の支援を獲得したのは、「広東兆邦智能科技有限公司」「広東合迪科技株式有限公司」「珠海市中力電力設備有限公司」の3社。2015年7月に正式に施行された「広東自由貿易試験区横琴エリア産業育成・支援暫定方法」は、「条件に合致した区内ハイテク企業に100万元の資金援助を一度に与える」と規定している。今回の3社は、この条件に合致し、100万元の支援を獲得することとなった。
広東兆邦智能科技有限公司は2007年5月に珠海で設立された国家級ハイテク企業で、同社が自主開発したモバイル端末制御やサイバーセキュリティ管理、データセンター収集・分析、スマート認証・インテリジェント管理プラットフォームなどの10数件の製品は、出入境チェックポイントの交通やインテリジェント医療、スマートコミュニティ、スマート建築などの分野に幅広く応用されている。製品開発能力やシステム統合・サービス能力、トータルソリューション提供能力の際立った企業と言える。
呉希文董事長によると、同社は「革新による駆動」に努め、これまでに30件以上の発明特許を獲得している。毎年の売上高の6%は研究に投じられており、今回獲得された100万元の支援金もすべて研究に用いられる。
横琴新区管理委員会商務局の康洪局長によると、2015年7月の「広東自由貿易試験区横琴エリア産業育成・支援暫定方法」の施行以来、横琴新区では3社の企業の支援条件への合致が認定された。横琴は今年、ハイテク企業を44社に増やすことを目標としており、条件に達したハイテク企業はすべて100万元の資金援助を得ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月12日