「2016年中国義烏輸入商品展覧会」が5月13~16日に浙江省・義烏市で開催されている。中国市場への進出をにらみ、展覧会の場で新商品を中国で初披露する「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国も少なくない。世界最大規模の総合卸売市場を持つ義烏は、大きな成長ポテンシャルが見込める輸入商品の集散地としても役割を果たし始めている。
展覧会の主催者側によると、出展に関しては「新規進出国、新しい出展団体、メーカー直売」を優先するという。今回の展覧会で多くの「ニューフェース」がみられた。日本、韓国、欧州からの大規模な出展団に加え、アルメニア、ラトビア、モルドバ、マケドニアなどの国も初出展。展覧会を足掛かりに中国市場への進出を図る。
アラブ首長国連邦のバスダック・グループは伝統工芸品、宝石を織り込んだ手織りタペストリーを初めて中国の展覧会で披露。高価にもかかわらず、華麗に輝くタペストリーの購入について尋ねる顧客はわずか2時間で十数人にも上った。