世界最大のヘッジファンドとなる「橋水(ブリッジウォーター)」がひそかに上海市で投資会社として登記されたことが、資本市場の注目を集め、憶測を呼んでいる。
ブルームバーグによると、ヘッジファンドが「iShares MSCI新興市場ETF(EEM)」の11%を保有するなか、「橋水」の持株比率は最大の5.5%に達した。複数のアナリストは、MSCIが今年6月に中国A株の指数採用を決めるとの見方を示し、「橋水」の動きを「春江水暖鴨先知(専門家の動きは一般人より早い)」と表現した。
上海市工商局の企業登記情報によると、世界最大のヘッジファンド「橋水」は上海市で投資会社に関する登録を行った。資本金は5000万元、設立日は今年3月7日、所在地は上海自由貿易区浦東世紀大道上海環球金融センター28階。