国家発展改革委員会、中国工業・情報化部は、製造業アップグレード・改造重大プロジェクトを2016−18年に実施し、製造業のハイエンド化・スマート化・グリーン化・サービス化に焦点を絞り、10大重点プロジェクトを計画・実施するという内容の通知を発表した。重大プロジェクトの実施を通じ、3年間の取り組みを経て、一定規模以上の工業企業の付加価値額の増加率を年平均7%以上に、企業による技術改造投資の増加率を年平均15%前後にする。通知の内容は下記の通り。
製造業の景況感・投資・成長安定を徹底し、モデルチェンジ・アップグレードを促進し、質と効果を高め、製造強国の建設を加速するため、国家発展改革委員会、中国工業・情報化部は、製造業アップグレード・改造重大プロジェクトを実施する。
重大プロジェクトの実施期間は3年(2016−18年)。第13次五カ年計画綱要、「中国製造2025」の実施を貫徹し、製造業のハイエンド化・スマート化・グリーン化・サービス化に焦点を絞り、10大重点プロジェクトを計画・実施する。
重大プロジェクトの実施を通じ、3年間の取り組みを経て、一定規模以上の工業企業の付加価値額の増加率を年平均7%以上に、企業による技術改造投資の増加率を年平均15%前後にする。企業の自主革新能力、工業新製品の生産高全体に占める比率を大幅に高める。先進的な生産能力の比率、資源エネルギーの利用効率、クリーン生産および企業の安全水準を大幅に高める。
プロジェクトの計画、財政資金援助方法の革新を進め、民間資本による重大プロジェクトの建設への参与を奨励する。業界内の中堅企業、科学研究院(所)、業界協会などの部門の強みを十分に発揮する。各プロジェクトの特徴に基づき、産業連盟、コンソーシアム、業界中堅企業に実施を委託する。社会に影響を及ぼす公益性の高いプロジェクトについては、直接投資もしくは投資補助などの政策的手段により援助する。競争性の高いプロジェクトについては、特別プロジェクト建設基金、産業投資基金による資金注入など、市場化された手段により援助する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月21日