浙江省の李強・省長は杭州市で20日、今年9月に開催される予定のG20(主要20カ国・地域)サミットに向けた地元の取り組みについて配置を行った。
李省長は、「中央政府と地方政府の決定に基づき、問題の洗い出しを行い、課題をまとめる。交通インフラ整備に関する弱点を補強し、G20サミットのスムーズな開催を図る。相互接続可能な現代的総合交通体系の構築を急ぎ、杭州の発展と住民の充足感向上を目指す」ことを強調した。
李省長は、G20サミットを契機に杭州市は新たな交通システム建設を加速させる必要があると指摘。具体的には、◇大局的な見地から見渡し、都市機能の見直しから着手。交通計画の整備、都市道路交通網を調整する。◇プロジェクト化による脆弱部分の補強、投資の拡大、交通インフラ整備の加速、行き止まりで他ルートに繋がっていない道路や河川の開通、都市交通の大小循環システム構築。◇制度整備の強化、交通秩序の改善と効率向上。◇交通管理の強化、ビッグデータやクラウドコンピューティングなどのIT活用、スマート交通システム建設の加速、渋滞対策の推進、旅行の利便性向上、――などの取り組みを行う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月23日