横琴新区の金融系企業が2674社に 年間300%増

横琴新区の金融系企業が2674社に 年間300%増。

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発信時間: 2016-05-30 09:18:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広州では6月24日から26日まで、「第5回国際金融交易博覧会」が開かれる。「十三五」(第13次5カ年計画、2016-2020)期の広東の新たな金融改革革新を推進するため、同交易博覧会の組織委員会はこのほど、メディア記者らを広東自由貿易試験区横琴新区エリアに招き、金融改革革新の注目点について紹介した。

横琴金融業、革新・改革が後押し

広東自由貿易試験区珠海横琴エリア管理委員会の欧陽碧慶・主任補佐は交流会で、横琴金融業は昨年、急速な発展を実現したと指摘した。2015年の横琴の金融業の付加価値額は7.69億元で、区GDPの8.37%に達した。税収への貢献は23.11億元で、全区の税収への貢献は26.7%に達した。今年4月末までに横琴の金融系企業は2674社に達し、昨年同期から約300%の成長を記録し、登録資本は3217億元にのぼった。

欧陽碧慶氏は、「このうち銀行や証券、保険、通貨両替、資産管理、取引プラットフォーム、小額ローンなどの営業認可を持つ金融機構は63社、プライベート・エクイティ・ファンド企業は1630社(このうち外資のプライベート・エクイティ・ファンドは20社)、ファイナンス・リースとコマーシャル・ファクタリングの企業は104社、インターネット金融企業は59社(中央銀行の第三者決済許可を受けた企業は2社)、その他の金融系機構は818社ある。投資元の地方で分類すると、大陸部資本の企業は2577社、マカオ資本の企業は15社、香港資本の企業は67社、その他の外資企業は15社となっている。区内の資産管理機構の資産管理規模は1兆9千億元を超え、従来の金融機構と新興の金融機構とが共同で発展する多層的な金融サービス体系が形成されている」と語った。

クロスボーダー人民元業務が飛躍的に発展

横琴新区エリアは、観光・レジャー・健康やビジネス金融サービス、文化・科学教育、ハイテクなどの産業の発展を重視している。横琴自由貿易区はここ1年、金融改革革新で多くの成果を上げてきた。このうち3件の革新成果は、広東自由貿易試験区初の改革革新経験と制度革新事例に選出されている。

横琴のプライベート・エクイティ・ファンドやファイナンス・リース、コマーシャル・ファクタリング、インターネット金融などの新興金融企業は1794社に達し、2015年同期から905社増え、一月当たりの増加数は平均75社に達した。恒健集団や粤財控股、格力集団、東方蔵山、金甎資本、普思資本などの著名な企業も次々と横琴に新興金融機構を設けている。

特筆すべきなのは、横琴が近年、クロスボーダー融資の便利なルートを切り開き、企業の融資コスト引き下げで顕著な効果を実現したことである。第一に、クロスボーダー人民元決済業務が急速に成長した。2010年の試行以来、クロスボーダー人民元決済業務は883億元に達している。このうち2015年の決済総額は444億元に達した。第二に、クロスボーダー人民元貸付によって自由貿易区の発展が後押しされている。2015年7月の試行以来、すでに投じられた貸付金は72.65億元に達した。第三に、横琴自由貿易エリアで登録されたクロスボーダー人民元資金プールは6個に達し、金額は600億元を超えている。

自由貿易区の発足以 来、「一行三会」(人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、中国保険監督管理委員会)とその分機構の支持の下、横琴は、多くの金融 革新業務の認可を得てきた。直接投資項目下の外貨登録や変更登録などは区内の外貨指定銀行で行うこととされ、業務時間は90% に短縮された。区内企業は、大陸部外への貸付限度額の引き上げ権限を区内に委譲する国家外貨管理局の革新政策の最初の対象となった。外貨管理局珠海支局 は、横琴自由貿易区の資本項目の「准ネガティブリスト」を制定し、区内企業の資本項目の外貨管理業務に明確な「准ネガティブリスト」とマニュアルを提供し た。浦発銀行と平安銀行が横琴に設立したオフショア革新センターはすでにオフショア業務を正式に展開している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月30日

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